女性うまく活用することで、どれだけ会社に利益がもたらされるかを説いた本。
女性は基本的に男性とキャリアに対する考え方が違う。そのため、今までの多くの日本企業にあったような男性中心の人事制度や人材活用の考え方では、女性がうまく機能しない。
そして、女性が働きやすい職場環境とは、多様性のある働き方を認めることだという。
また、優秀な女性社員が結婚を機に辞めてしまうことは、よくある話だが、その際に、著者の会社では、去る者は追わないかわりに、子どもが手離れした時にはいつでも戻ってこれるよう手当をしているそうだ。結婚や出産が辞める理由の場合、再度その人材が会社に戻ってくる確率は高い、だからこそ、辞めた後でもその社員とつながっておくことが大切だと説く。
この点は、新たな視点であり、関心した。
せっかく育てても結婚や出産で辞めてしまうというのが、女性活用に企業が二の足を踏む一番の原因かと思われるが、このような考えを経営者ができれば、大分状況も変わってくると思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人事
- 感想投稿日 : 2010年6月1日
- 読了日 : 2010年6月1日
- 本棚登録日 : 2010年6月1日
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