先月、日経の夕刊に連載された升野さんの経歴に
興味を持ったので、この本を読んだ。
升野さんは曹洞宗の住職でもあり、
庭園デザイナーでもある。
生粋の僧侶というだけなく、デザイナーとしても高名で
しかも世界が尊敬する日本人100人て凄い。
いつもの事だけど、徳のあるお話に触れると、
自分の穢れた弱い心が洗われるようで、清々しい。
整骨院で腰と首の痛みを和らげてもらった時みたいだ。
簡素と質素の違い。
無駄を削ぎ落とした簡素な生活こそが美しい。
市中の山居をもつ。
人間関係から離れて、一人きりで過ごす場所を持つ。
喝!の意味。侘び寂びの意味。お守りの意味。
今まで神様仏様が守ってくれてるとばかり思ってました。
自分の考えに固執しない。執着しない。
そして、人のために尽くす。
足るを知る。
答えは一つではない。そして、方法も一つではない。
定命。命は預かり物。命の価値は寿命の長さではない。
大切なのは、与えられた命をいかに使うか。
痺れました!
読書状況:いま読んでる
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- 感想投稿日 : 2020年12月27日
- 本棚登録日 : 2020年11月28日
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