ジェノサイド 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年12月25日発売)
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本棚登録 : 8713
感想 : 565
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続きが気になるー!

異なる人物の物語が交差する。人類の進化はどう解釈され、どんな道を歩むことになるのだろうか。
父の遺言、子供の命。何かとてつもなく大きな渦に引き込まれて行く主人公たち。

以下、ネタバレ有り。(備忘録)

国家に逆らう彼らには、どんな結末が待っているのだろうか。真実に近づきつつあった父を病で亡くした研人は、父の遺言に残されたメッセージに、ただならぬ意味が含まれており、世界にいる10万人の子供たちを救うことが出来る手掛かりを見出す。得体の知れない何者かが、研人に逃げるように警告を発し、なぜか警察に追われる身に。
元グリーンベレーのイエーガーは、極秘任務に就き、ウイルスを保有するアフリカのある民族と、そこに滞在する学者の暗殺を命令される。同時に未知の生命体のことを知らされ、見つけた際には即時に殺し、持ち帰ることを任務とされた。ウイルスから世界を救うという大義名分の下、イエーガーは4人の仲間とジャングルに踏み込む。目的地に着いた彼らは、政府の思惑を知ることになる。自分達は作戦後には消されることになっており、ウイルスは存在せず、目的は未知の生命体であった。
それは人類の進化系である可能性があり、現人類の知能を凌駕する生命体であった。彼らは真実を知り、学者と新人類らしき生き物と共にアフリカを脱出し、日本を目指す。イエーガー達が目指すのは研人の父が、息子に託した希望だ。

読了。下巻へ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年10月11日
読了日 : 2021年10月11日
本棚登録日 : 2021年7月14日

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