わが闘争(上)―民族主義的世界観(角川文庫)

  • KADOKAWA (1973年10月12日発売)
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感想 : 79
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難解な本。一つの事柄に溢れる感情がテンコ盛り!

長い長い書き言葉に耐えきれず、斜め読み。

なぜヒトラーは歴史に残る通り、極端なまでの政治思想を持つに至ったかについて書かれている。有名なミュンヘン一揆の失敗により、国家反逆罪で有罪判決を受けたヒトラー。裁判では自らの責任を認めた上で、その弁舌で裁判を演説の舞台とし、自らを弁護した。その裁判は終始、ヒトラーに同情的であり、感動すら巻き起こした。
ともあれ、有罪となったヒトラーはリンツ刑務所内で本書を口述筆記した。刑務所では建物内を自由に歩き、面会も制限がなかったそうだ。

彼はドイツの没落を嘆き、ユダヤ人を憎み、民主主義、共産主義を否定した。

下巻へ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年6月28日
読了日 : 2020年6月28日
本棚登録日 : 2020年5月15日

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