著名な学者、専門家たちへのインタビュー取材がまとめられた本。
2012年発行の本だが特に違和感は無し。
先に結論を言うなら、まぁアレだ。今の私は、今日の晩御飯は何か、というところに一番の興味があるのだ。
世界的に有名な人たちだ。(1人しか知らんけど)
誰もがハッキリと意見を述べ、わからないことは「わからない」と言っている。極端な考えもあるが、第一線で活躍されている専門家に、私が何を感じただろうか。
4人目までは割と楽しく、へー、ほー、と読んではいたが5人目から少しダレちゃって飛ばし読みしちゃった(汗)
共通した質問として、インターネットに関することがあり、インターネット時代について各人が述べている。
解りやすいけど、自ら語るにはあまりにも難しすぎる。
私が考えるに。
当然ながら、情報は容易に手に入るが、情報の価値が低くなった。これまで一部が独占していた情報も、個人が入手できるからだ。
情報を活かすことを目標とするならば、私は膨大な量の、情報を選別する術を、身に着けていないと思う。この課題は、多くの人に共通するのではないだろうか。将来的に溢れる情報は世界を暗闇に導いてしまいそうで心配だ。個人間で、短期的に使い捨てられる情報は、蓄積するごとに、価値の曖昧さを増幅させる恐れがある。蓄積された曖昧さは大衆をどう導くのか。
それはこれからの世界の形を現らわしつつあるのかもしれない。
私自身、今の時代は重要な変化の渦中にあり、希望と危機が背中合わせの状態にあるのだろうと感じる。いつの時代も部分的にはそうかもしれないが、今は世界全体が大きく動いているような気がするのだ。
政治、戦争、思想、教育、宗教、お金、ジェンダー、ロボット、AI......
色々なテーマへの回答があった。
考え方の引き出しにそっとしまって、読了としよう。
- 感想投稿日 : 2020年8月21日
- 読了日 : 2020年8月21日
- 本棚登録日 : 2020年7月13日
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