火のないところに煙は。で一気にファンになった芦沢さんの著書。心理描写が巧みで、娘を失った父親のくだりは特に緻密に描かれてました。
許すとは、罪とは、反省するとは、と考えさせられるストーリーですが、想定は超えない少し平坦さが少し物足りない気持ちでした。最後のさっぱりした終わり方は逆に読者の想像を掻き立てるので好きなのですが、平坦さだけ残念。。
早苗さんやベタについての本筋との絡みがもっとあればと思ってしまいます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年4月1日
- 読了日 : 2021年4月1日
- 本棚登録日 : 2021年4月1日
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