絶版だった。
手に入れられ無かっただけに、ずっと読みたかった。
大変に興味深く且つとても楽しく読んだ。
横溝正史作品の中にある様な、エログロ的なタブー感。
全の心得が違うおかしさ。歪んだ信仰の対象。
拝む方も拝まれる方も、いずれも酷い始末な有り様。
宿る冥い充足感。盲信する者に道理は通らない。
だれもかれも皆遠くへ逝ってしまった。
自分には『カアサマ』が何に視えるのだろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コワイ本
- 感想投稿日 : 2023年4月12日
- 読了日 : 2023年4月12日
- 本棚登録日 : 2022年9月28日
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