前作『超エロゲー』は心ない書店から即返品を食らった悲劇の一冊でしたが(いまでも担当編集は店名をバッチリ覚えてます)、懲りずに出ました、第2弾! でも、常軌を逸しているというか、「なんじゃこりゃ~!?」という奇ゲー満載という意味では本書がシリーズ随一ではないかと思います。だって「ヒロインが全員女装した男」とか、タイトルが『狂った教頭』とかおかしいでしょ、普通!! ……とは言いつつ、ものすごく真面目にも作られていて、ニトロプラス・虚淵玄さんのロングインタビューは是非とも読んでいただきたいところ。権力によってエロ表現が規制されている現状は、実は『超エロゲー』が即返品された数年前と何ら変わらない。だけど、俺たちは絶望しないぞ! ということを虚淵さんは語っているわけですが、それは強烈な即返品を食らってなお続編である本書を出したエロゲーハンター(クソゲーハンター)の心意気と何ら変わらないワケです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サブカルチャー/タレント
- 感想投稿日 : 2013年3月19日
- 読了日 : 2013年3月19日
- 本棚登録日 : 2013年3月19日
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