最初の出版当時、この本と橋本治の花咲く乙女たちのキンピラゴボウが少女マンガ評論のスゴい本として登場してきて話題になっていた。当時図書館で24年組界隈のみ読んだ記憶があるけど今全編読み直して、少女マンガ創生からの歴史を踏まえた連綿とした流れをここまで抑えた本だったとは…マニア向けのマンガ家だけじゃなく過不足なく現れる「あー」の嵐。正直資料読み的な部分はちょいちょい飛ばして読みましたが、内容はフェアな物じゃないかなと思います。どこにも手抜きのない重箱の折詰や、一つの巣箱に古い物から今に至る花粉や蜜が備わっている蜂の巣と言う感じです。コミックマーケットの事がさらっと出てくるのも面白いです、対象物の拡大再生産の今はもっと…途中は飛ばしたとしてもあとがき以降巻末は読んだ方が良いw
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月7日
- 読了日 : 2021年1月7日
- 本棚登録日 : 2021年1月7日
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