妖怪アパートの幽雅な日常 10 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2014年4月15日発売)
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感想 : 87
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高校を卒業したら、公務員にでもなって堅実な社会人になるのが夢だった(というか、亡くなった両親に対する親孝行だと思っていた)夕士が、人生をもっと楽しんでもいいのではないか、自分の可能性を小さくすることはないのではないかと思い、大学進学を決め、高校最後のお正月。
親友長谷と一緒に妖怪アパートでにぎやかかつ厳かにお正月を迎えたとき、長谷のお祖父さんがなくなり、お姉さんが奇病倒れる。

お姉さんの病に不審なものを感じた夕士は、フールに調べさせる。
すると、お姉さんはお祖父さんの強い念に取りつかれていることがわかる。
霊と違って念は簡単に祓うことができない。
親友長谷のため、長谷の家族のため、夕士は全力で長谷を守る。
ところが…

最終巻なので、後日談がつきます。
大人の私はなくてもかまわないと思うけれど、1巻から読み続けた子どもには必要な最終章。
悩んだり、行き詰ったことはたくさんあっても、その時その時に最善を尽せば、きっと未来は開けてくる。
読んだ子どもたちは、自分の未来にも明るく立ち向かっていけるのではないでしょうか。
ラノベですが、いい作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月27日
読了日 : 2021年11月27日
本棚登録日 : 2021年11月27日

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