ちょー歓喜の歌 (ちょーシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (2002年3月29日発売)
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宝珠はクラスターを外の世界に連れ出すため、そして世界の破滅を止めさせるために、ジークフロード教室で秘策を授かり、再び、今度は自らクラスターのもとへ行く。
ここまでくるともうバレバレの、スマートがサリタに扮している件は、一体どういう意味があるのか、いい加減明らかになるかと思いきや、まだ、明らかにはならず。

クラスターにやとわれて魔王を召喚するエデア・タロットワークに対抗して、その魔法を封じる魔法を唱えるサリタ(スマート)。
あと少しでサリタの魔法が完成するかというところで、どさくさに紛れて自由になったユーナーンがサリタ(スマート)に一撃を与え、ついに魔王(本物のサリタ)が姿を現わす。

タイトルの『歓喜の歌』は、魔王の復活を喜び言祝いだ、魔王に捧げる「歓喜の歌」のことです。

ひゃ~、ついに魔王が姿を現わしちゃったよ。
魔王の力も不安定だし、エデアの魔法もまだ完ぺきではなかったのだから、今後どうなってしまうのかは全くわからん。
だけど魔王よ、人間だったときの記憶が失われてしまったとしても、ジエールのことは忘れないでほしい。
魔王になってしまったサリタを安全なところに匿い、時間を稼いでくれていたのは、人間の頃から付き合いのあったジエールなのだから。

さて、宝珠は一体魔王に何をやらかそうとするのか。
そして、異形の化けものなのだから、一生城の外に出ることなく、人目につかないように生きろという、愛情という名の呪いをかけられているクラスターは、その呪縛から解き放たれることができるのか。
残り何冊だろう。
そろそろ終わりが見えて来たか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月30日
読了日 : 2022年5月30日
本棚登録日 : 2022年5月30日

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