行きつけの店 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1999年12月27日発売)
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感想 : 16
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ひとつ気に入ると、毎回毎回、何年でも同じ店の同じメニューを頼む著者。
旅先では滞在中毎日同じホテルに泊まり、同じ店で食事をし、同じ飲み屋で飲む。
これはお店からすると結構厄介なお客さんになるのではないか…と思ったら、店主や女将とは親戚のように深く付き合う。
「行きつけの店」とは、そういう場所のことだそうだ。

私はいろんな場所を知りたいし、いろんな味を味わいたいので、そういうことはできない。
数カ月に一度は訪れたくなるようなお店は札幌にも東京にもあるけれど、親戚づきあいをするかといえば…無理だな。

この中で紹介されている九段下の「寿司政」。
いつも九段下で仕事をするときにその前を通って、気になっていた店だ。
創業が江戸時代で、令和の今でも、何の由来も知らない私がつい目を止めてしまうほどのたたずまいを見せる店。
一度行ってみたいけれど、一生私には縁のない世界なんだろうなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年10月3日
読了日 : 2019年10月3日
本棚登録日 : 2019年10月3日

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