ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2004年8月30日発売)
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感想 : 135
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ガリアの弱点というのは一致団結しないこと。(これは、現在のフランスになっても変わっていない)
それぞれにそれぞれの主張とタイミングで戦うので、カエサルは個別撃破をすればよい。

ところがそんなガリアをまとめた若者が出てきた。
これがカエサルの、ガリアで名最大の敵だったと言えよう。
しかしそんな彼ですら、カエサルの経験に裏打ちされた粘りには耐えきれなかった。
やっぱかっこいいなあ、カエサル。

でも、そのころローマでは三頭政治の一角が崩れ、ポンペイウスは元老院に取り込まれ、ガリアの脅威からローマを守ったカエサルは一転、国賊扱いに。
いよいよ次巻はカエサル、ルビコンを渡る。
この時代はドラマチックで楽しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年8月10日
読了日 : 2020年8月10日
本棚登録日 : 2020年8月10日

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