いやあ、面白かった。
700ページ超、二段組み、一日で読破。
だって、続きが気になるんだもの。
正直最初はうんざりだったんだよね。
主人公ブレディの親族も同僚も、とにかく誰一人として他人の話を聞かない。
で、自分の言いたいことだけまくしたてる。
こういうの、嫌いなんだよ。
ガーディアン紙必読の1000冊の中に『ブリジッド・ジョーンズの日記』が入っているのが許せないのも、この理由。
人の話を聞け!
でも、EED手術を受けた後からは、もう一気呵成。
本来なら恋人であるトレントと、言葉を交わさなくても気持ちを伝えられるようになるはずなのに、一向にトレントに繋がらないと思ったら、とんでもない人と繋がってしまった。
こんなことトレントにばれたら、愛情を疑われてしまう。
タイムリミットがあるにもかかわらず、事態は悪くなる一方。
この辺のドタバタぶりは『犬は勘定に入れません』を彷彿させる。
そして徐々に重要になる脳内イメージの存在。
『航路』もそうだったけど、脳内イメージが直接現実世界に影響を与えることはないけれど、イメージすることで本人が変わっていくことはできる。
妄想族でよかった!
あの人がこうするだろうとか、この人の正体は…とか、予想はどれもこれも簡単に当たるんだけど、それでもその先が気になってしょうがない。
で、なんだかんだ言っても、愛は言葉にして伝えないとあかんのよね。
ふふ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月19日
- 読了日 : 2020年10月14日
- 本棚登録日 : 2020年10月19日
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