これは、以前図書館の絵本コーナーで読んで大笑いしたもの。
シリーズが結構続いているらしいので、子どもたちにも人気なのだと思います。思いたい。
当初あさたろうは畑に植わっています。
当然ですね、野菜なのですから。
でも目の前でしいの実のおようちゃんが、やつがしらのごんべえと、こいものちょうきちにいじめられているのを見て、畑を飛び出し、ねぎ汁を振りまいて助けます。
涙と鼻水を垂らして逃げ去る二人はさておき、助けられたおようちゃんの目にも大量の涙。
お礼を言いつつ死んだ目のおようちゃんに、吹き出してしまう。
仕返しを避けるため、あさたろうは急遽旅に出ます。
あさたろうのお母さんもねぎぼうずなのね。
ごんべえに雇われた刺客に襲われたとき、朝太郎の命を救ったのはおっかさんが持たせてくれた「あれ」
カバーの裏にはあさたろうの母 おたまのイラスト付き。
ちゃんと時代劇のパターンを踏襲しつつ、絵本としての見せ所も忘れていません。
ところで、ちゃんと人間も普通に歩いている東海道で、あさたろうや刺客は野菜のまま。
では、茶店のおばさんは人間?芋?
どちらにも見える絶妙な絵もおすすめ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月30日
- 読了日 : 2023年7月30日
- 本棚登録日 : 2023年7月30日
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