ねぎぼうずのあさたろう その1 (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店 (1999年11月10日発売)
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本棚登録 : 725
感想 : 67
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これは、以前図書館の絵本コーナーで読んで大笑いしたもの。
シリーズが結構続いているらしいので、子どもたちにも人気なのだと思います。思いたい。

当初あさたろうは畑に植わっています。
当然ですね、野菜なのですから。

でも目の前でしいの実のおようちゃんが、やつがしらのごんべえと、こいものちょうきちにいじめられているのを見て、畑を飛び出し、ねぎ汁を振りまいて助けます。
涙と鼻水を垂らして逃げ去る二人はさておき、助けられたおようちゃんの目にも大量の涙。
お礼を言いつつ死んだ目のおようちゃんに、吹き出してしまう。

仕返しを避けるため、あさたろうは急遽旅に出ます。
あさたろうのお母さんもねぎぼうずなのね。

ごんべえに雇われた刺客に襲われたとき、朝太郎の命を救ったのはおっかさんが持たせてくれた「あれ」
カバーの裏にはあさたろうの母 おたまのイラスト付き。
ちゃんと時代劇のパターンを踏襲しつつ、絵本としての見せ所も忘れていません。

ところで、ちゃんと人間も普通に歩いている東海道で、あさたろうや刺客は野菜のまま。
では、茶店のおばさんは人間?芋?
どちらにも見える絶妙な絵もおすすめ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月30日
読了日 : 2023年7月30日
本棚登録日 : 2023年7月30日

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