のはらうた 5: くどうなおことのはらみんな

著者 :
  • 童話屋 (2008年7月1日発売)
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感想 : 8
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海のみんなに続いて、今作は「あまのがわあずさ」さんや「ながれぼしとしひこ」くんも参加です。
世界の全てが「のはらのなかま」。
地面も海も、空までものはら。

おおわしひろしくんの詩、いまの「いま」はひとりぼっちがキーワード。

“ああ きみは まるで
「ひかる ひとりぼっち」だ”

と、わたぐもに言われた、おおわしひろしくんは気付く。

“ぼくのまわりを ながれるじかんは
はじまりもなく おわりもなく
ほんじつ ただいま
いまの「いま」だけ!

あさひを あびて つばさ ひからせ
ひとりぼっちは さびしいが
ひとりぼっちは ほこらしい”

と続く。

最後に、彼はその気持ちを同じく唯一無二の存在と共有する。
ひとりぼっちは、決してマイナスな出来事ではないということを、誇らしく謳う。

ながれぼしとしひこくんの

“ぼくは いっしゅんの
かがやく くらやみだ”

というフレーズも好き。

無限にある一瞬の中を駆け抜ける、輝く暗闇。
ああ、なんて美しくて広大なイメージの豊穣。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年5月21日
読了日 : 2018年5月21日
本棚登録日 : 2018年5月21日

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