2011年4月にブラジル、リオデジャネイロで行われたソロコンサートのライブ録音。ソロ2枚組と聞いて少々重いんじゃないかと懸念しつつ聴き始めたが、予想に反して全体に明るくリラックスした雰囲気が感じられる。ブラジルという土地柄のせいなのか、Keith の心身の調子によるものか、いずれにせよ良い方に作用しているのは間違いない。今回のソロは1曲1曲が短い上に、この上なく美しいバラード調の曲からリズムの強調されたブルースっぽい曲まで緩急のつけ方も絶妙で、90分の録音時間も全く長く感じない。むしろ聴くにつれて引き込まれるような演奏である。リラックスしているせいかあんまり唸ってないのも聴きやすい。緩急やメリハリを好感しつつも、最も気に入った曲を挙げるとやはり、これぞKeith のソロといった極上のバラードPart IX あたりか。
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カテゴリ:
Jazz
- 感想投稿日 : 2011年11月21日
- 読了日 : 2011年11月23日
- 本棚登録日 : 2011年11月23日
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