砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社 (2014年10月11日発売)
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本棚登録 : 98
感想 : 6
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読んでいると頭がおかしくなりそうというか、
時間や物質の関係性があやふやになり、酩酊状態になる。
目の前文章と思考が矛盾をおこし、さらには「書かれていないこと」を読んでいるような錯覚にまで陥る。
ほとんど初めての読書体験であった。

メモ
・私には盲従的に自然を写し取ることはできない。自然を解釈し、それを絵の精神に服従させるようにせざるをえないのである。私の色調のあらゆる関係が見出されたとき、そこから生きた色彩の和音、音楽の作曲の場合と同じような調和が生まれてくるに相違ない。

・滑らかな色彩の流れ、視覚→嗅覚→触覚→想起という目まぐるしい運動

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月19日
読了日 : 2023年2月19日
本棚登録日 : 2023年2月19日

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