粘膜人間 「粘膜」シリーズ (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2008年10月25日発売)
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本棚登録 : 142
感想 : 13
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 久々に面白かった!エログロホラーだと「牛家」「姉飼」とか似てるんだろうけど、それより頭一つ抜けた面白さだった。抜けてる理由はやっぱりファンタジー要素があったからかな。河童とか、山の神とか、毒猫とか、髑髏とか実際には存在しない生き物とかアイテムがいい味出してた。「グッチャネ」という造語も何故か脳裏に焼き付いて離れない。中毒性のある本だった。映画で言うなら「ブレインデット」みたいなメチャクチャなスプラッターホラーで最高だった。

 本人が普通のホラー小説を書いて3回ホラー大賞応募したけどダメだったから、自分の読みたい作品を書いたと言ってて、なんとなく納得した。
 まさにホラー好きが読みたいホラーだと思った!とても面白くて間髪入れずに続編の「粘膜蜥蜴」を読み始めた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月8日
読了日 : 2023年6月8日
本棚登録日 : 2023年6月8日

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