葬式は必要! (双葉新書 4)

著者 :
  • 双葉社 (2010年4月20日発売)
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本棚登録 : 70
感想 : 13
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本書では葬式がいかに大事かを力強く論じています。
本来の寺院・宗教・葬送・弔いについての役割等がわかり易く述べられています。これからの葬儀式は今後、どのように変化してどうなっていくのか非常に興味深いものです。
また、葬儀や儀式の費用や価値観は主観的なものでよいのか?客観的なものでよいのか?やはり考えさせられました。
宗教儀礼は残された方の癒しにもつながり、最終的な儀式の選択は残された家族の判断によるものではないかと考えられますが、やはり心の癒しを求めるには儀式を「かたち」として表現する必要性は高いと思います。
『葬式は要らない』と『葬式は必要!』を続けて読みました。この二人の著者の対談も実現したら楽しいかもしれません。
本書は、葬儀についての様々な問題を著者が論拠立て、現在から未来の社会環境を可視化し日本人にはなぜ葬式が必要かを理論武装した「葬式必要論」を述べている面白い内容です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年1月4日
読了日 : 2010年4月1日
本棚登録日 : 2011年1月4日

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