表題作の『ゴールデン・マン』を基にした映画「ネクスト」を観ていたので、原作も読んでみようと思い購入した。
ちなみに映画版のレビューもブクログで書いているが、一言で言うとつまらなくて飛ばし飛ばし観た。
そして今回原作を読んでみて、内容がまっっったく違うので驚いた。
原作をそのまま映画化した方が絶対面白いものになっただろうに。
個人的に楽しめたのは、『妖精の王』『ヤンシーにならえ』『小さな黒い箱』の三作品。
『妖精の王』は、ディック本人があとがきで述べている通り、SFではなくファンタジーの短編。ディックってこんなのも書けたんだ……と純粋にびっくり。
『小さな黒い箱』は、ディックの代表作である『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の基となった作品で、これを読むと久しぶりに電気羊を読みたくなった。
全体的に充実した短編集。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2014年4月13日
- 読了日 : 2014年4月11日
- 本棚登録日 : 2014年4月3日
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