『星を継ぐ者』シリーズ以来のホーガン。やっぱホーガンめちゃくちゃ面白い。
ロボットやAIの分野ではシンギュラリティが焦点になることも多いですが、この作品は逆でロボットたちが中世封建的な社会を築いて科学革命に至っていないとしたら…という発想。
このあべこべの発想に立つことで人間とは何かとか、社会とは何か、あるいは人間は何を問いうるかといったことを考えさせられますし、主人公がインチキ心霊術師で人は真実を見つめているかという問いに角度をつけた皮肉まで突きつけられます。
ホーガン作品の異星人との「個人的な通じ合いの感覚」の描き方も好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
【本】小説
- 感想投稿日 : 2022年12月4日
- 読了日 : 2022年2月13日
- 本棚登録日 : 2022年2月13日
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