ストリップショーの華だったノリカは、足の負傷で踊れなくなった。女40歳、先を案じるノリカの希望となったのは、自分の元に身を寄せた二人の若いダンサーだった。紫乃さんはいつも、ギリギリの環境で喘ぎながらも分相応の幸せを追求する強い女性を描きます。ジリジリと胸を締め付けるような焦燥感はリアルで、苦しい読書です。なのに面白い。ノリカを応援する気持ちは、自分を応援するのと同じかもしれない。紫乃さんの描く女性のように強く潔くなりたいものです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年9月1日
- 読了日 : 2016年9月1日
- 本棚登録日 : 2016年9月1日
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