マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ: アート、アーティスト、そして人生について
- 河出書房新社 (2018年9月26日発売)
本棚登録 : 74人
感想 : 2件
20世紀初めからその時々で変化するマルセル・デュシャンのアートへの態度の変化、あらゆるモノを疑い、あらゆるドグマを拒絶し、自由とユーモアを求めた。
その上で「わたしの言うことを信じちゃあいけませんよ」と食えないことを軽々しく言ったりする。
こんなミステリアスなおじさんいたら誰だって気になる。アート界は彼の言葉に100年近く囚われたまま(?)である。そんなことは本書には載っていないが。
現代アートの思考様式の源流を、デュシャン本人の言葉で辿っているような、自然な口語訳がとても気持ちがよい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年1月23日
- 読了日 : 2021年1月23日
- 本棚登録日 : 2021年1月20日
みんなの感想をみる