マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる―脳科学×導入企業のデータが証明!

著者 :
  • かんき出版 (2020年3月18日発売)
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感想 : 10
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本屋でのまとめ買いの際にこうした新しい情報も抑えておこうとして購入した2020年3月の本。 MINDFULNESSに対して著者がなんとかして世の中に伝えようと行動していることがよく伝わってくる。 非常に平易な表現でものの一時間程度で読み切れてしまうボリューム感にまとめられています。

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P26 マインドフルネスとは「今、この瞬間」に集中する心と脳の状態のこと。 
 あるいは、「今、この瞬間」の自分の身体、心、周囲の状況に注意を向けている状態であり、自分の思考・感情・行動などについて、善悪の判断をせずにただあるがままを観察する方法とも言えます。(中略)また、無意識に持っている自分の固定観念や思い込みに気づき、新しい発想、アイディアを得るための創造力向上にも繋がります。

P174  ここでしっかりと立ち止まり、今の自分の心身の状態に気づくことも、マインドフルネスだということなのです。
 あるいは、就寝前にこれらの瞑想を行って、日中の余波でせわしない頭や心を落ち着けるのもよいでしょう。そうすることで、より質の高い睡眠を得られるようになっていきます。
 1日に1度、自分の内側の声を聴くための時間をつくることで、クリアな頭と心を保てるようになります。

P228 私は、マインドフルネスの実践とは、ただ日常の瞑想などのプラクティスだけではなく、人生における「今、この瞬間」の連続において自分の内側の声を聴き、自分も周囲も人々も幸せになるための選択をし続けていくということだと思うのです。
 そのためには、多くの人が幸せになる選択肢を生み出せるように、日々、自分の内側の気づきと周囲の繋がりを深めていく必要があります。
 だとすれば、マインドフルネスとは、単に仕事を効率的・生産的に進めるためのツールではなく、生涯を通じて自分自身との気づきと繋がりを深め続けるための人生の基盤となる最も価値のある力なのです。
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生き方
感想投稿日 : 2020年4月20日
読了日 : 2020年4月20日
本棚登録日 : 2020年4月20日

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