父さんが子供たちに7時間で教える株とお金儲けの教養。

著者 :
  • 日本経済新聞出版 (2021年10月23日発売)
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感想 : 17
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最近興味を持ち始めた人向けの基礎づくりにとてもいい。
基本的な用語、考え方から実際に運用する方法まで一通り説明されている。
具体的で噛み砕いてあるので読みやすい。
一日で読めるので、投資し始める前に一読しておくといい。
156ページまで

■投資の基本
・企業の価値は、時価総額で決まる。
時価総額とは、いまの利益と将来どのくらい成長しそうかの市場の期待値の2つによって決まる。(つまり利益と企業価値)
・株価は時価総額を発行株式数で割った金額。
・株の売買は単元株単位でやるのが基本。単元株は発行会社が自由に決める。ミニ株などそれ以下で買える仕組みも証券会社が用意してる。

・市場は3つある。東証プライムは大企業。東証スタンダードは中堅クラスの企業(と新興企業)。東証グロースは新興企業向けの市場。

■会社の基本
・海外の時価総額ランキング上位は、GAFAM。SWサービスを提供する会社は損益分岐点が低い。初期コストを回収したらその後の売上はほぼ利益になる。儲けやすいので伸び率もあると見られる。
・日本の時価総額ランキング上位はメーカー。だが伸びている会社もたくさんある。

・どんなビジネスも永遠に成長することはない。どこかで頭打ちになる(例えば全員がトヨタ車を持てば成長率はゼロになる等)が、会社としては成長し続けることはできる。そのためにはビジネスを成長させて、他のビジネスも発展させて、、をやり続ける必要がある。 
・将来予測に影響を与えることが起こった時に株価が動く。不祥事があってもそれが将来に影響しないと予想されれば時価総額は動かない。

■売買のタイミング
・いつ買うか?
過去の時価推移でなく、これからも利益が伸びそうか?自分で考えて+会社の計画(IR資料や証券会社が提供するアナリストレポート)と照らし合わせて納得したら買う。

例えば、店舗数が4倍に増えそう→利益が今後4倍になりそう→だから株価も4倍になりそう。(≒目標株価)
それと比べると今の株価は安い。だから買う。

・いつ売るか?
目標株価に達した時と予想が間違ってたとわかった時。
予想が間違ってたと思ったら、いくらで買ったか?その時の株価?は関係なく売る。


・・・・・

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感想投稿日 : 2022年8月7日
本棚登録日 : 2022年8月7日

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