愛その他の悪霊について: Obra de Garci´a Ma´rquez1994

  • 新潮社 (2007年8月30日発売)
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感想 : 21
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映画が凄く良かったので、原作も読みました。
それがマルケスを好きになるきっかけになりました。

一回読んだだけでは、この作品の良さは味わえないです。

印象に残っているのは、やっぱりマリアの悪魔的な魅力。
この作品は、まだ女性ではない、あの年頃の少女の悪魔的魅力を描いた、ロリータ芸術のようにも思えました。
マリアが悪霊に憑かれていなくても、マリア自身が悪霊なのかな。
デラウラがサタンと呼ばれた場面には鳥肌が立った。

マリアの父親は、不器用でどうしようもない。
もし、オリビアと結ばれていたならと思うと、悲しい。

やっぱり、当時のコロンビアはこんな感じだったのでしょう。
暑苦しくも哀愁漂うコロンビア、行きたいです。

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感想投稿日 : 2013年3月11日
本棚登録日 : 2013年1月8日

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