著者の作品は既に数冊拝読しているが、巷で噂の【佐方貞人】は短編集で垣間見た程度で、シリーズ作品としては初読。
検事vs弁護士の法廷ミステリーなのだが、結論凄まじく面白かった。久しぶりに気が散らず夢中になって読み入ってしまった。
ミステリー好き故に伏線の張り方や回収の魅せ方、トリックの巧妙さなど、私は作品ごとに感銘を受けるポイントは異なる。
しかしながら、これは全ジャンルを通し一貫して魅了される作品には、血が通い、肉が備わった人物が存在している(そう感じさせてくれている)こと。
本作品はミステリーとしても、ヒューマンドラマとしても、正に私のツボを貫き、見事に感情を連れていってくれた。
私は確かに感動した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年12月18日
- 読了日 : 2020年12月18日
- 本棚登録日 : 2020年11月29日
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