最後の証人 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年6月15日発売)
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本棚登録 : 3486
感想 : 294
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著者の作品は既に数冊拝読しているが、巷で噂の【佐方貞人】は短編集で垣間見た程度で、シリーズ作品としては初読。

検事vs弁護士の法廷ミステリーなのだが、結論凄まじく面白かった。久しぶりに気が散らず夢中になって読み入ってしまった。

ミステリー好き故に伏線の張り方や回収の魅せ方、トリックの巧妙さなど、私は作品ごとに感銘を受けるポイントは異なる。

しかしながら、これは全ジャンルを通し一貫して魅了される作品には、血が通い、肉が備わった人物が存在している(そう感じさせてくれている)こと。

本作品はミステリーとしても、ヒューマンドラマとしても、正に私のツボを貫き、見事に感情を連れていってくれた。

私は確かに感動した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年12月18日
読了日 : 2020年12月18日
本棚登録日 : 2020年11月29日

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