肉欲棒太郎さん
舞城 王太郎
講談社 (2001年09月06日)
僕は好きだった。けど、嫌いな人が大半だとは思う。論理の一貫性や筋道の重要さを尊ぶ方にしたら、怒りすら覚えるかもしれない。ただ『ある一定の真実というのは、虚構の中でしか語ることができない』という二郎の言葉は確かだと思った。
吉田 修一
新潮社 (2006年12月)
風呂上りの火照った肌に鮮やかな刺青を躍らせた猛々しい男たちが、下穿き一つで集い、日々酒盛りに明け暮れる三村の家。人面獣心の荒くれどもの棲む大家族に育った幼い駿は、ある日、若い衆が女たちを連れ込んでは淫蕩にふける古びた離れの家の一隅に、幽霊がいるの...
みうら じゅん
光文社 (2004年07月21日)
仏教高校、今年で2年。夏。彼らはユースホステルに向けて旅に出る。フリーセックス、その言葉に憧れ――DT(童貞)を捨てるため――。いやいや、なんとも青臭い気分を思い出させてくれる小説でした。そうだよなあ、大学生とか、すぐにセックスさせてくれそうな錯覚抱きま...
角川書店 (2003年08月)
みうらじゅんの短編小説。しがないロックバンドのリーダーと、彼のもとに突然現れたハードMのM子が織り成す物語。一部強烈な性的描写もあるけれど、それはあくまでも手段として描いているだけでしかないのだと思う。本質はもっと深い。真摯な態度で『Sとは?Mとは?...
奥田 英朗
幻冬舎 (2003年06月)
何度か爆笑した。奥田英郎はエッセイも上手いんだなあ。スポーツ言及に特化したエッセイ集。こういう見方があるんだ、という新鮮な驚きがあります。かつて剣道人口が増加した理由とか、全然知らなかった。
角川書店 (2005年06月30日)
文句なしに良書。最初は『ただの全共闘擁護小説かな』とも思ったけれど、読み進めていると全共闘という単語はあくまでも舞台装置の一つでしかなく、その奥にある主人公の父親の人物像、そしてその父親から大きな影響を受けて次第に成長していく息子……という物語が実...
勢古 浩爾
講談社 (2005年03月)
承認論。内容自体は目新しいものではないそうですが、初学者の自分としては分かりよく、かつ説得力のある一冊でした。誰もが認められたがっている、そんな当たり前の話なのにどこか斬新。
町田 康
角川書店 (2006年10月)
「ずば」。因果は巡る。町田康の時代小説――と表現されますが、別にこれは時代小説じゃない(舞台設定が江戸あたりなのであって、テーマ自体は人類に普遍的なものでしょう。ボブマーリーとか出てますし)。一見すると関係のない各々の設定が、ラストに向かって一気に...
殊能 将之
講談社 (2004年01月)
ハサミ男がかなりツボだったので期待して買ったのですが、正直「なんだこれ?」な作品でした。推理小説かと思いきや、SFの話でございました。
鈴木 邦男
筑摩書房 (2004年10月06日)
タブーとされていた公安警察の成り立ちをかなり詳しく描いた新書。著者自体は元右翼の構成員。どうして公安は過激派の取締りに躍起になるのか、また右翼と公安はどのように馴れ合っているのか。興味深い一冊でした。
洋泉社 (2002年01月)
世の識者、学者、評論家、などなどを快刀乱麻に切り捨てた名著。そして、自分自身も身につまされる作品。バカにはなりたくねえよ(ちょっと極端だけどね、この著者)。
川上 弘美
中央公論新社 (2006年10月)
ああ、やっぱり僕は早く大人になりたい―友がいて、恋人がいて、ちょっぴり規格はずれの「家族が」いて。いつだって「ふつう」なのに、なんだか不自由。生きることへの小さな違和感を抱えた、江戸翠、十六歳の夏。みずみずしい青春の物語。
新潮社 (2006年07月)
いなさそうで実は結構世の中にいるタイプの男、ニシノユキヒコ。飄々として恋人には頓着しないタイプなのだけれど、彼女が己の前から去ろうとする度に「やはり一緒にいたい」とはらはら泣く、そんなニシノユキヒコ。いつまでも懲りないニシノユキヒコ。死んでまで未...
集英社 (2004年09月17日)
奥田英郎の半自伝的小説。名古屋から浪人のために上京するところからはじまる。キャンディーズ解散、ジョンレノンの死去、入社と退社、独立とバブルの到来――『失われた10年』の更に10年前をじっくりと、そして優しく描いた青春小説。結構好きです、こういうの。
小林 章夫
講談社 (1992年10月)
イギリスの文化をその代表施設であるPUBにスポットを当てて描いた新書。ジン横丁の話が特に興味深かった。
矢島晶子 原惠一
バンダイビジュアル (2003年11月28日)
泣きます。「金打(きんちょう)」の精神は、もう今の日本には存在しないんだろうな。
講談社 (2000年08月10日)
ジョンレノンがヨーコと息子と日本で過ごした「空白の数年」を著書のイマジネーションで描いた一作。多少スピリチュアルな側面もあるけれど、全体としてあっさり読めた。ジョンレノンの知識がなくても楽しめる。奥田英郎のデビュー作品。
吾妻 ひでお
角川書店 (2006年07月06日)
帯に書いてある言葉『何もしてません』。ホントに『何も』してなかった。
永井 するみ
光文社 (2003年06月13日)
天使なんかじゃない、等身大の女性たちが、ふとしたことから事件に巻き込まれ、意外な人間性の断面をのぞかせる。鮮やかな描写が心を抉る9つの物語。山本文緒が同じようなテーマで作品を綴ってましたが、永井するみの方が圧倒的に面白かった。
光文社 (2005年10月12日)
永井するみさんは熟年女性の心理を描くのが本当に巧みだと思う。本作品は若干の推理小説的要素もあるのですが、本質はそこではなく揺れ動く一人の女性の心の機微にこそあると思う。
高部 正樹
小学館 (2001年11月)
東南アジア、中東で実際に傭兵として活躍している日本人の自伝。傭兵の賃金は驚くほど低い――というか、賃金すら存在しない場合がほとんどだという。著者は、日本でアルバイトして軍資金を貯め、また各地の戦場へと旅立って行く。「最強の男」という言葉に挑戦し続け...
重松 清
小学館 (2004年07月)
これは半分くらいエロ小説ですな。
新潮社 (2000年06月)
私はナイフを持っている。これで息子を守ってやる…。小さな幸福に包まれた家族の喉元に突きつけられる「いじめ」という名の鋭利なナイフ。日常の中のゆがみと救いをビタースイートに描き出す出色の短編集。
講談社 (2005年02月15日)
かなり有名な作品ですね。実は重松清の小説を始めて読んだのが、この『流星ワゴン』でした。「サイテーな日常は、どうやっても変えられずこれからも続いていく」――これは重松清の小説全ての根底に流れる主題ですが、それを特に雄弁にかつ空想的に描いた作品。泣けま...
新潮社 (1999年03月)
「ラストシーンはもう始まっているのかもしれない」――この惹句が今も心から離れません。『晩年』は決して年配者だけのものではなく、16歳で死んだ彼も、あの時既に晩年が始まっていたのだ。青年期に誰しもが考える『生と死』に対する観念と向き合った作品。
文藝春秋 (2003年05月)
ダムの底に沈んだ故郷を出て二十年、旧友の死が三十代も半ばを過ぎた同級生たちを再会させた。帰りたい、あの場所に―。家庭に仕事に難題を抱え、人生の重みに喘ぐ者たちを、励ましに満ちた視線で描く表題作始め三編を収録。現代の家族、教育をテーマに次々と話題作を...
朝日新聞社 (2001年07月)
ぼくはいつも思う。「キレる」っていう言葉、オトナが考えている意味は違うんじゃないか―。通り魔事件が相次ぐ東京郊外のニュータウン。犯人はぼくの同級生。でもぼくの日常は事件にかまけているほど暇じゃなくて…。家族、友情、初恋に揺れる14歳、少年エイジの物語...
新潮社 (2006年11月)
悲しみを乗り越え、新たな旅立ちを迎えるために、それぞれの「卒業」を経験する家族を描いた四編。
祥伝社 (2004年02月)
様々な家族にスポットを当て、その『さつき』(=5月)の過ごし方を1年ごとに見ていく少し風変わりな作品。テーマはやはり『家族』と『現代社会』なのだけれど、正直あまり印象に残る話ではなかった。登場家族が多くて若干ポイントがブレたのかもしれない。
光文社 (2003年08月21日)
人生の晴れ舞台から去ろうとしている人びとを描いた連作短編集。あることがきっかけで絵本が書けなくなった(元)絵本作家と、彼の身辺で起こる東京でのさまざまな出来事が綴られている。話に出てくるのは「盛り」の時期が過ぎて、落ち目になったり、人生の転機を迎...
文藝春秋 (2005年12月)
万博世代の男女が久しぶりに再会し、語らい笑いする中で「当時の憧憬」と「現実」との乖離に直面する。どれだけ外側から見たら幸せそうでも、人はそれぞれ心に闇を抱えている。決して物語の中でそれらは解決されないのだけれど、「解決されない」というリアルがむし...
新潮社 (1999年08月)
中年夫婦の視点に立った作品。評価は高いらしいのですが、個人的にはあまり好きになれなかった作品。暗い気持ちになるのは請け合いです。
幻冬舎 (2000年08月)
デビュー直後くらいの作品ですね。これはちょっと主張したいものが理解できなかった。SF的な作品?です。
幻冬舎 (1998年10月)
重松清のデビュー作。本人はあとがきにおいて「稚拙さが目立ち、恥ずかしくて読めない」と語っているが決してそんなことはない。既に重松清の「らしさ」は充分に滲み出ている不朽の青春群像。
角川書店 (2005年05月25日)
下に任せます。
とんでもない読後感。はっきり言って精神的に参っている状態で読むと飲み込まれます(鬱になりかねない)。重松清の新境地、ものすごい作品でした。
講談社 (2002年11月15日)
東京から岡山の片田舎に引っ越すことになった主人公「僕」の話。最初は田舎に抵抗感を覚えていた主人公が田舎社会でどのように馴染み、また成長していくのかを丁寧に描いた作品。懐かしいような、恥ずかしいような、そんな気持ちになれます。
朝日新聞社 (2005年04月15日)
初めてこの人のエッセイを読みましたが、本来なら小説で伝えたい(のであろう)ことを生の言葉でバシバシ投げているので少々くだくだしかった。
新潮社 (2005年06月)
重松清は吃音持ちなのですが、そんな自体験に基づいて書いた半自伝的小説。小学生の頃の自分に語りかけるような口調で始まり、大学生になるまでの自分を振り返っている。
新潮社 (2003年06月)
芥川賞を受賞した重松清の代表作。なのだけど、別に言うほど面白くはない(というか、他の作品も同程度のクオリティがある)。ただ、重松清が合うか合わないかの指標にはなります。
新潮社 (2002年06月)
短編集。あまり印象に残ってはないんですが、面白かった記憶はある。特に印象に残っているのは「桜桃忌の恋人」。心温まる作品群です。
文藝春秋 (2004年03月12日)
伝家の宝刀『お父さん』にスポットを当てた全5編の短編集。若い世代が読んでも結構心にくる部分があるので、父親世代がこれを読んだ時の影響はいかばかりか。多少考えさせられます。
文藝春秋 (2003年11月10日)
都市伝説の類にスポットを当てた、重松清にしては珍しい種類の短編集。少し怖かったり、でもやっぱりホッとできたり、ほどよい読後感が残ります。
幻冬舎 (1999年07月)
重松清のデビュー第二作目。三十代の父親が主人公。妻に新しい命が宿り、その影響で代わっていく連れ子との向き合い方を苦悩と共に描いている。
角川書店 (2002年06月)
「エビスくん」だけは外せません。泣けます。
講談社 (2001年02月15日)
ニュータウンに住む定年のお父さんたちの話。時系列が進むにつれ、一人一人亡くなっていくのが物悲しい。やはり重松はこのテの話が上手い。
中央公論新社 (2003年10月)
「家族」をテーマにした短編集。10を超える話が掲載されているので一つ一つがかなり短く、読み易い(その分薄い)。お気に入りは「ミナナミナナヤミ」。
アシュトン・カッチャー エリック・ブレス
ジェネオン エンタテインメント (2005年10月21日)
怖くて泣けて、示唆的で…これはかなり良い映画だと思うのですがイマイチ知名度が低い。DVD版に特別添付されたエンディングの別バージョンは正直かなりの蛇足だと思う。
ブランコ・ジュリッチ ダニス・ダノヴィッチ ダニス・ダノヴィッチ
ポニーキャニオン (2002年12月18日)
風刺の効いた反戦映画。一見に如かず、かなり面白いです。
マシュー・モディーン スタンリー・キューブリック スタンリー・キューブリック
ワーナー・ホーム・ビデオ (2001年08月23日)
ご存知ハートマン軍曹の熱いセリフが飛び交う珠玉の名作。いや、ハートマン軍曹がこの作品のメインじゃないのですが、いかんせん印象が強すぎる。内容としてはベトナム戦争に向かうアメリカ海軍兵士の物語。
徳間書店 (2004年12月)
なぜか思い出に残っている作品。高校時代に野球部に所属していた主人公が父となり娘と久しぶりに故郷に戻る話し。決して軽い話ではない。重松清はやはりこういう話を書かせたら、上手い。
講談社 (2003年12月10日)
重松清には珍しくルポタージュ。酒鬼薔薇の事件などを事件の表側からでなく裏側から踏み込んでいく作品。批判的な文体ではないのはやはり作家としての気質なのだろうが、それが逆に考えさせられる。
鈴木 雄雅
新潮社 (2001年11月)
上智大学新聞学科の教授が執筆した本。教育現場から見た学生に対する提言と、学生の側に立っての教育現場への提言が重なっており中々興味深い本だった。
安西 徹雄
講談社 (1983年03月)
文法が好きなので、興味深く読めた。意訳の発想方法など。
講談社 (2006年03月15日)
短編集。伏線と言えないような伏線がそれとなく貼っており、気軽に読める。
山本 文緒
角川書店 (1996年05月)
二人の蒼子が織り成す物語。望むものなどは決して手に入らない、もしくは既に手にしている、ということを雄弁に物語っている。
幻冬舎 (2004年04月)
共同生活する男女5人の物語。各々の内面が複雑に絡み合い、一つ一つの編が心情で繋がっているのが面白い。
有倉 巳幸
講談社 (2003年09月)
実生活にはあまり使えません。
喜国 雅彦
扶桑社 (2000年12月)
これは相当面白い。 喜国さんの原点。
講談社 (2004年12月14日)
文句なしに傑作。流れるようなビート感溢れる文体は病みつきになる。福井県に行きたくなりました。かなりオススメです。
講談社 (2005年04月15日)
処女作、煙か土か食い物のパラレルワールド的作品。主人公と幼馴染馬場(探偵ルンババ12)が様々な事件に巻き込まれながら成長し、過去のトラウマから抜け出していく作品。相変わらず文体が素晴らしい。福井弁サイコー。
東海林 さだお
文藝春秋 (2000年09月)
相変わらずさだおはいい。よく出来た落語を読んでいるような感覚。それにしてもこの人、おせち料理の話が好きですねえ。
新潮社 (2006年06月)
相変わらずの重松節。良くも悪くも「重松清だな」という作品。安定しているようでもあり、マンネリのようでもあり。そこが持ち味、というべきなのでしょうね。
中島 らも
講談社 (2004年02月13日)
フィクションの体を取ってはいますが、確実に中島らもの自伝的小説。主人公「大島」の20代後半の人生を描く。酒、ドラッグ、セックス、そして仕事。中島らもの哲学が爆発。特にラリッた様子をそのままに描こうとして放たれるフレーズの羅列は秀逸。解説、町田康。
講談社 (2002年09月13日)
うーん、なんとなく感想が『最悪』でした。疲れた。単純な犯罪小説なら馳星周のが好きかな。というか、奥田さんはもっとマドンナとかインザプール系のゆるい作品が向いていると思います。
文藝春秋 (2002年05月)
奇妙な精神学博士、伊良部とその下に訪れる患者たちのやり取りを描いた作品。全5編。とにかく出る人間出る人間全てが特徴的。まあ、ほとんどの人間が強迫性神経症だっていうのは単調といえば単調ですが。
森下 裕美
双葉社 (2006年05月12日)
漫画です。ダ・ヴィンチで紹介されてたので買ってみました。タイトルにあるように、舞台は大阪。どこにでもあるようで、それでいてちょっとどこにもないようなお話。人情、というのとも少し違うけれど、読んだから心がほっこりと温まる。そんな漫画。西原理恵子の「...
講談社 (2006年02月16日)
短編集。3つのショートストーリー。自由な文体だな、と率直に感じた。一番好きなのは「ピコーン」というお話。けどまあ、読後には何も残らないのですが。
綾辻 行人 皆川 博子
講談社 (1995年06月07日)
読み応えは抜群でしたねー。量がそれなりにありますから。ただ、犯人が犯行に至るまでの動機の部分が、若干「?」とならないでもありませんでした。とはいえ面白いですよ。
湯本 香樹実
新潮社 (1997年06月)
『夏の庭』の湯本香樹実さんの作品。幼い頃に父と死別した主人公の少女が、ひょんなことから庭にポプラの植わる古びたアパートに越してくる。大家である老婆を通して死について考えながら、ちょっとだけ成長していきながら……。『夏の庭』でもそうでしたが、この作者...
綾辻 行人 太田 忠司
講談社 (1993年05月06日)
賛否がクッキリ分かれてるみたいですね。確かにあのトリック(というか設定)は、現代では真新しいものではないですからね。それにまあ、厳密に言えば『館』シリーズとは少し赴きを異にする部分もありますし…。 サスペンスを離れた単純な『読み物』と捉えれば、普通...
角川書店 (2005年06月25日)
全31話の短編集。主人公は全て31歳で、人生の岐路に立った時、あるいは何気ない日常の中、様々な場面で自分の人生を見つめなおすお話。心理描写は相変わらず上手いと思います。個人的には好き。ですが、「で?なんなの?」と思う人も多いかもしれない。そこは好...
劇団ひとり
幻冬舎 (2006年01月)
もの凄く易い本。処女作でここまで書けるのはやはり才能だと思う。また、全四編が関連を持っているのもニヤリとさせられる。ラストには少し鳥肌が立った。ただ、個人的にはもっと芸人的な負の要素を爆発させるのかな、と思っていたのでその意味では肩透かしをくらっ...
リリー フランキー
マガジンハウス (2003年12月23日)
リリーフランキーのエッセイ。一編一編は短くサラリと読めるのだけれど、逆に言えば物足りないという印象も受けるかも。ただ、リリー調の毒やエロスは相変わらずで、また本作品はイラストの代わりにリリー氏が自ら撮影したと思しきポラが挿絵的に挿入されており、併...
文藝春秋 (2006年06月)
相変わらずのサダヲ節。安心して読める。
角川書店 (2006年02月)
咄家の死と、その弟子たちが葬儀で繰り広げるあれやこれやを描いた作品。相当面白い。また、短編の形式なんですが一作一作の量も長すぎずサラリと読める話。全体的に軽快なテンポで進んでいく。咄家って粋だな、と思わせてくれる一作。
綾辻 行人 相澤 啓三
講談社 (1992年09月03日)
館シリーズの第三作目。相変わらず島田が神出鬼没に登場します。前作のトリックがいささかアレな感じだったので、ちょっと期待せずに読んでいたら、バッサリと裏切られて「そうきたかあ!」という感じ。ドンデン返し。また、作中作というおもしろい手法も取っており...
綾辻 行人
講談社 (1992年03月)
作品に流れる文体、雰囲気は精緻かつ流麗で素晴らしいものなのですが、肝心要のトリックの部分がいささか物足りないというか…前作との間が空いてないことから、せっつかれて出版したのかな?という印象がぬぐえません。それでもまあ、面白い作品。
島田 洋七
徳間書店 (2005年01月)
前作、『佐賀のがばいばあちゃん』のサイドストーリー的作品。前作と同じ話もよく出るため、いささか退屈かもしれない。けれど、やはり本作品でしか読めない「格言」も多く、十分に楽しめる一作。特に最後の「飛行機」のエピソードは思わず目頭が熱くなる。
徳間書店 (2004年01月)
昔の人の信心深さ、また懐の深さをまじまじと感じさせてくれる一冊。底抜けに明るく、そして暖かい「ばあちゃん」。やはり人格形成の大事な時期には、祖父母の存在の重要性は否定できないものだと思う。…と硬く書いてしまいましたが、本当に素晴らしい作品。心がぽか...
リリー・フランキー
新潮社 (2000年10月)
同姓のことを批判的な目で見れるのは誰でもできることだけど、異性のことを批判的に、それも自省を促す形で文章を書けるのは本当にスゴイことだと思う。そして、やはり爆笑。
河出書房新社 (2005年10月05日)
あとがきにも書いてあるけれど、リリーフランキーの人間観察眼は本当に鋭いと思う。その観察眼がエロスを通して発露しているだけで、だからこの本は一般的に言われるように「エロイ」「下品だ」と、そういう単純な本ではないと思う(いや、もちろん表現はこれでもか...
新潮社 (1994年03月)
良い本というのは匂いで分かる、なんて言うとキザに過ぎるのですが、読む前から「あ、これはきっと素敵な本だな」という本は確かに存在すると思うし、事実この『夏の庭』はそういう得も言われぬ良い匂いがしたものでした。 小学6年生の3人組が、夏、近所に住む変わ...
手嶌葵
ヤマハミュージックコミュニケーションズ (2006年06月07日)
問答無用で癒される。 人生に疲れた人、買いです。
杉元 伶一
太田出版 (2001年07月)
国民クイズ体制という全体主義が支配する日本の話。 クイズで勝ち抜いた人間には、どんな望みも与えられるというリアルでファンタジーな設定。 とにかくクソ面白い。原作者の狂気な設定と、それを生かす作画。 久しぶりに最高な漫画に出会ったです。
講談社 (2002年08月09日)
まんまと騙された。叙述トリックってやつですか。でも精緻に検討してみると、矛盾がないわけではないのか?狂気に生きる犯人とそれを追う別の犯人。最初は面食らうというか、2〜3回は読み直す必要があるかも・・。
講談社 (2002年10月04日)
あからさまにサザエさんをオマージュした作品があり、それが底抜けに面白かった。短編集。
講談社 (1991年09月)
綾辻行人のデビュー作品。まあ見事に…騙されましたね。アガサクリスティーの作品を踏襲しているらしいですが、そちらは見たことありません。あまりミステリーは読まないのですが、これはかなり面白かったです。
アレッシャンドレ・ロドリゲス アレッシャンドロ・ロドリゲス フェルナンド・メイレレス
アスミック (2006年01月27日)
独特のカメラワーク、ラテンの音楽、そして…殺戮。 サンバのリズムを流しながら、子供が笑って人を殺す。 「手と足、どっちを撃たれたい?」と問いかけながら、子供を撃ち殺すギャング。 「俺はヤクもハッパも人も殺した。だから大人だ!」と叫びながら、ギャ...
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