徳川家康(2) 獅子の座の巻 (山岡荘八歴史文庫)

著者 :
  • 講談社 (1987年10月1日発売)
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感想 : 36
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松平家に忠義を立てる松平家の家臣たち。後の徳川家の結束の強さは既にこの頃から健在。一方の広忠はクズ度が高まるばかり。織田家といえば、だいたいが桶狭間の戦以降しかあまり知りませんが、平手政秀など、信長の守役くらいにしか知らなかった武将のほか、あの今川家の名将太原雪斎など、ここにはギッシリとそれ以前の織田対今川家、そしてそこに挟まれる松平家の様子が詰まっていて、面白かったです。また信長15歳、竹千代6歳の頃の掛け合いがなんともいい。この巻のラストは信秀の死。信長19歳。まさに内憂外患の中にあって、これから尾張をどう統一していくか楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年1月23日
読了日 : 2022年1月23日
本棚登録日 : 2022年1月23日

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