徳川家康(10) 無相門の巻 (山岡荘八歴史文庫)

著者 :
  • 講談社 (1987年12月1日発売)
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感想 : 26
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この巻は小牧長久手の戦い。戦いに至るまでの経緯が詳しくて、信雄の無能ぶりが目につきました。前の巻辺りから感じましたが、流石に家康を主人公にしている作品だけに、ここまで読んで感じたのは、秀吉をどちらかと言うと悪者とまではいいませんが、好意的には書かれていないところ。この辺りは司馬遼太郎作品や、池波さんの作品とは全く違うところ。肝心の戦いは、誰がどこに行ってこうしてああしてと、あっち行ったりこっち行ったりで、分かりにくかったです。でも今まで漠然としか知らなかった石川数正のことがよく分かり、へぇーこんな可哀想な人だったんだとちょっと勉強になりました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年5月7日
読了日 : 2022年5月7日
本棚登録日 : 2022年5月7日

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