神々の山嶺 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2000年8月18日発売)
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本棚登録 : 2295
感想 : 265
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読み終わった!時間かかった。途中で読むのをやめようかと思うくらい。でも後半からめちゃくちゃ面白くなった!
正直、上巻では羽生さんのこれまでの軌跡の部分以外はあまり面白く感じなくて長いな〜としか思わなかった。そして下巻も山を登り始めるまでは長かった、、でも山を登り始めたらその臨場感が圧倒的。その寒さ、風圧、息苦しさ、恐怖がもうそこにあるかのように感じた。
なぜ登るのか?の問いに「そこに山があるからだ」と答えたマロリーと「ここに俺がいるからだ」と答えた羽生。羽生の真っ直ぐで頑固で純粋で孤独な内面が出てる。
山の頂には何もない。でも登る。それしかないから。生きているうちにここまの想いをもてるものがある人生になりたいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月14日
読了日 : 2023年10月14日
本棚登録日 : 2023年10月14日

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