ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、毛沢東といった独裁者たちが、プロパガンダを駆使してどのように大衆を踊らせ、抑圧していったかを、デザインの観点から考えようとするもの。
同じく独裁者といっても、その置かれた政治的位置や個々の性格によって違いはあるが、「アメとムチ」を使い分けることには共通性がある。
本書では、多数の写真やポスターが紹介されていて、見るだけでも面白い。これらによって、多くの人が支持を与えたり、熱狂したりしたことを思い起こすと恐ろしいが……。
本の小口に、ヒトラーとスターリンの顔が現れるのも、モノとしての本のありがたさ。
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- 感想投稿日 : 2022年9月25日
- 読了日 : 2022年6月5日
- 本棚登録日 : 2022年6月5日
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