『東京の空間人類学』を読んだ頃を懐かしく思い出しながら本書を読み進めた。
水の都、東京を巡って、時間的には古代から現代まで、空間的には下町、山の手から、これまであまり取り上げられてこなかった杉並、武蔵野、さらに多摩といった東京全域へと、著書の歩みは広がりを見せる。土地の高低や凹凸などの地形を具に見て、河川の流れ、街道・道路などについて、生き生きとした観察が綴られる。
今後の都市・東京に対する提言も各所になされるが、読者としては、先ずは本書を手にして東京を歩いてみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月26日
- 読了日 : 2020年10月10日
- 本棚登録日 : 2020年10月10日
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