水都 東京 ――地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2020年10月9日発売)
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 『東京の空間人類学』を読んだ頃を懐かしく思い出しながら本書を読み進めた。

 水の都、東京を巡って、時間的には古代から現代まで、空間的には下町、山の手から、これまであまり取り上げられてこなかった杉並、武蔵野、さらに多摩といった東京全域へと、著書の歩みは広がりを見せる。土地の高低や凹凸などの地形を具に見て、河川の流れ、街道・道路などについて、生き生きとした観察が綴られる。

 今後の都市・東京に対する提言も各所になされるが、読者としては、先ずは本書を手にして東京を歩いてみたい。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年10月26日
読了日 : 2020年10月10日
本棚登録日 : 2020年10月10日

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