正しい乙女になるために それいぬ (文春文庫PLUS 50-4)

著者 :
  • 文藝春秋 (2001年3月9日発売)
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本棚登録 : 1233
感想 : 127
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1番印象に残ったのは「乙女と性欲」というエッセイで、
「腐女子はBLが好き」と普通は言うはずのところを「乙女はホモセクシュアルが好き」と最高のネガポジ転換をしている所が印象に残りました!
ホモは乙女の永遠のテーマとも言い切っているのにも、
腐乙女の私は自信を持ちました。
この本を書いたのが、男性だと言うのが信じられません。
腐女子は男女の恋愛に、自分なんて入らないからBLに逃げていると宣う男女共に読ませたいですね。
キリスト教式の葬式で死にたいから日曜礼拝に行くという考えも面白いし、宗教はミーハー心で興味を持ってもいいんだと思いました。
あと、「ボロは着てても心のロリータ」というエッセイに今NHKでやっている特オタOLが主人公のドラマを感じました。
中原淳一や、竹久夢二の様な美意識を持った方が今日活躍している事に日本の未来を感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年2月7日
読了日 : 2019年2月7日
本棚登録日 : 2019年2月7日

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