出口のない海 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年7月12日発売)
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本棚登録 : 3950
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人間魚雷、回天。
読み終えて実際の回天に乗った人の遺書を検索してみる。
その一部抜粋
「今日私が戦死したからといってどうか涙だけは耐えてくださいね。でもやっぱりだめだろうな。お母さんは優しい人だったから。お母さん、私はどんな敵だって怖くはありません。私が一番怖いのは、母さんの涙です。」

みんなみんな誰かの子。

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感想投稿日 : 2020年7月2日
本棚登録日 : 2020年7月2日

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コメント 2件

タロさんのコメント
2023/08/06

生きて帰ることが罪だった期間

人を殺めることが讃えられた期間

今も、ウクライナでロシアで続く期間

戦争をやめてもらうには、どうしたらいいですか?
お金も力もないぼくには、あんまりできることはないですか?

瞬間風速は時々強くなっても、すぐ無風になる、自分が明日生きるのに精一杯で

悟空の元気玉みたいに、みんなの元気を少しずつ出し合って何かできたらいいのに、時々泣くことしかできない自分が歯痒いです

mugcupさんのコメント
2023/08/06

これは私の持論ですが
遠くの誰かを想って胸を痛める優しさも必要だと思いますが
誰か一人でも身近な近くの人を幸せにする笑顔にする
そしてその人がもらった優しさを違う人へ返す
そんな風に広がって繋がって優しい人が増えたらいいなと思っています
なので私たちは確かに微力しかありませんが、優しさを繋ぐ事が、ひいては世界平和へ繋がると信じて、自分と自分の周りの人を幸せにするほかないのだと思っています!

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