ベルサイユのゆり -マリー・アントワネットの花籠- (新潮文庫nex)

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  • 新潮社 (2019年8月28日発売)
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「マリーアントワネットの日記」スピンオフ。脳裏にトワネット節の余韻が残っている。今作は幽霊となったランバル公妃が、革命時に翻弄された主立った面々のもとへ世界各地を訪問。マリーアントワネットを話題にぶっちゃけトークした内容を、フランスを訪れた旅人に夜を通して語りつくす短編集。発想が面白いし、はっちゃけた文章は変わらず。マリー・テレーズの章が良かったなぁ、吉川トリコさんこれが一番描きたかったんじゃないかなぁ。今度別作品も読んでみよー。

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感想投稿日 : 2021年5月10日
本棚登録日 : 2021年5月5日

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