テニス部に所属するも行き詰まりを感じていたアリサ。クイズ同好会を作るために誰彼構わず声をかけていた不思議な先輩のことが頭に残っていた。陰キャ男子、不良女子、スポーツ男子など、個性豊かな面々がクイズ同好会に集まって……。
今ではミステリ作家として名を馳せている青柳碧人さんの不運なデビュー作、らしい。なんならそのことについて書かれたあとがきだけで衝撃の物語になりそうである。そのせいもあってか、高校が舞台とはいえ、ちょっと青臭く芝居くさい気はする(特に生徒会長)。まあ、フィクションなんだからそんなに気にならないけど。
クイズをテーマした作品は多くはない。『君のクイズ』がプレイヤーの内面を深く描いたのに対してこれはみんなでクイズの青春。大人としてうらやましくなってくる。キャラクターも個性的なので、好みが分かれそうだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書(小説)
- 感想投稿日 : 2023年8月22日
- 読了日 : 2023年8月22日
- 本棚登録日 : 2023年8月22日
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