スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2007年9月14日発売)
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食べることが大好きな私は

スタバではグランデって何で???

という単純な気持ちで手に取りました


なかなか深いことが書いてあり

すらすらと読めてしまいました


その中に同じお茶のペットボトルなのに

スーバーでは98円

100均では105円

コンビニでは147円

自動販売機では150円

で売ってることについて

研究してあったんです



私は価格の違いは知ってましたが、

なぜ?というところまで考えが及びませんでした

作者吉本佳生さんの視点が素晴らしいと思いました



私は価格の違いは賞味期限だと思ってました

よく賞味期限の近い商品をスーバーで安く売っているからです


でもそのことについても吉本佳生さんは

同じ日に自動販売機とスーバーで同じものを買い

賞味期限を確認するという徹底さでした。

さすがです

(ちなみに賞味期限はほぼ同じだったそうです。)




じゃあ何なの????

答えは

取引コスト

だそうです。


今までは私はコストというと

材料費、人件費、輸送費だけだと思ってました

この本にはそのほかにも、

お茶を作る手間だとか

時間、労力、心理的負担なども

具体的な例をあげて

くわしく述べてありました


一つ例をいうと、

あと3分でバスが来るから

待ち時間のあるスーバーで買うより

自動販売機で買うとか・・・


気がつかなかったけど

いわれてみればそうだわ~っという例が多かったんです

とても楽しく読み通すことができました。





今まで経済の本を読んだことがなかったのですが

これから色々なことを知りたくなりました

これを機にビジネスの本ももっとよんでみようと思います


吉本佳生さん、ダイヤモンド社さん、良い本をありがとうございます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年6月17日
読了日 : 2011年6月17日
本棚登録日 : 2011年6月16日

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