3人の少女、敦子、由紀、紫織の視点で語られています。
主に敦子と由紀の視点が交互に、最終章でのみ紫織視点です。
死という存在がまだ身近ではなく未知なる遠い存在という世代の少女たちが死について各々思いを巡らせるという物語。
身近な人間の死に際に立ち会えば人間としステップアップできるのではないか?周りの友人たちに対してマウントをとれるのでないか?という浅墓な思想を持っている。
自分は幼い時に親の死を経験してるので、そうではない人
こんな発想になるものなのかと思ってしまった。
登場人物は多いのだが、ほとんどがこの3人の少女の身内、本当に狭い世界で物語が完結する。
最後の方で昴君とタッチーが入れ替わっていたり、そもそもが敦子と由紀の目線がコロコロと入れ替わるため少し混乱しましたが、そこで紫織の父親出てくるかーなど因果応報で終わる。
自分的にはこの終わり方は嫌いではないです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月22日
- 読了日 : 2023年4月22日
- 本棚登録日 : 2022年7月25日
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