吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫。
最近、様々なメディアでも取り上げられ、漫画化もされた話題の作品。また、岩波文庫を手にするのは20年ぶりというのにも自分自身も驚いた。本を開けば懐かしい岩波の独特の活字とルビ、イラストや写真…
評判に違わず、素晴らしい良書である。現代の日本人が喪いつつある道徳心と人生の歩み方について、主人公のコペル君と叔父さんとの会話や書簡を通して明らかにしていく過程が良い。
著者の没後追悼の意をこめて書かれた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」(丸山真男)を付載。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2018年3月3日
- 読了日 : 2018年3月3日
- 本棚登録日 : 2018年2月28日
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