樋口明雄『炎の岳 南アルプス山岳救助隊K―9』新潮文庫。
南アルプス山岳救助隊シリーズ。徳間文庫、ハルキ文庫と続き、今度は新潮文庫からの刊行となかなか忙しい。『火竜の山』の改題。
相変わらず面白く、このシリーズはハズレが無い。今回、静奈と夏実の前に立ち塞がる敵は自然の猛威と誘拐犯に謎の凶悪殺人犯だ。山岳アクション冒険小説とピカレスク小説の二つが同時に楽しめる贅沢な作品。
登山客で賑わう幻の名峰、新羅山を群発地震が襲う。火山学者は噴火の警告を出すが、行政側に黙殺される。やがて噴火が始まり、逃げ遅れた登山客を救出するために静奈と夏実はバロンとメイを伴い、山頂へと向かう……
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2018年11月1日
- 読了日 : 2018年11月1日
- 本棚登録日 : 2018年10月31日
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