三十年前のイカシタ高校生か大学生のアタマの中を覗いたようなぶっ飛んだ怪作。
主人公の宇津木は、アメリカという大国が過去に日本に対して行って来た行為への報復を決意し、実行へ…
アメリカに対する憎悪の理由がストレートに描かれており、共感する部分もあるのだが、宇津木の起こした行動には拒否反応が出た。小説というよりも、青臭い思想書という感じ。
蛇足だが、この作品のタイトルを見て、沢木耕太郎の初期の傑作ノンフィクション『テロルの決算』を連想した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2014年1月18日
- 読了日 : 2014年1月18日
- 本棚登録日 : 2014年1月16日
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