GATACA 下

  • 早川書房 (2013年5月発売)
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本棚登録 : 6
感想 : 2
5

ついにGATACAの正体、現代の殺人鬼と三万年前のクロマニョン人、アマゾンの謎の部族とのつながり、そして犯人の正体と、全てが明らかになる。まるでマイクル・クライトンのSFとホラー・ミステリーが融合したような壮大なスケールの作品。

余りにもミステリーからかけ離れた現在から過去に渡る伏線が張り巡らされ、果たして納得する結末になるのかと心配したのだが、それは杞憂だった。

人間の暴力の根源、人類のルーツにまで迫る物凄い作品。特にDNAに関する描写が非常に興味深く、面白かった。

事件が解決し、リューシーとシャルコの関係も修復し、ハッピーエンドで物語が終わるのかと思ったのだが、再び暗示的なエピローグが…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外
感想投稿日 : 2013年5月26日
読了日 : 2013年5月26日
本棚登録日 : 2013年5月25日

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