ついにGATACAの正体、現代の殺人鬼と三万年前のクロマニョン人、アマゾンの謎の部族とのつながり、そして犯人の正体と、全てが明らかになる。まるでマイクル・クライトンのSFとホラー・ミステリーが融合したような壮大なスケールの作品。
余りにもミステリーからかけ離れた現在から過去に渡る伏線が張り巡らされ、果たして納得する結末になるのかと心配したのだが、それは杞憂だった。
人間の暴力の根源、人類のルーツにまで迫る物凄い作品。特にDNAに関する描写が非常に興味深く、面白かった。
事件が解決し、リューシーとシャルコの関係も修復し、ハッピーエンドで物語が終わるのかと思ったのだが、再び暗示的なエピローグが…
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外
- 感想投稿日 : 2013年5月26日
- 読了日 : 2013年5月26日
- 本棚登録日 : 2013年5月25日
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