獣の奏者 全5冊合本版 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2014年11月28日発売)
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本棚登録 : 373
感想 : 20
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5巻分1760ページ読み終わりました。
私とこの「獣の奏者」との出会いは、昔NHKのアニメで「獣の奏者エリン」というタイトルで知ったのが一番最初の出会いでした。
面白かったので最後まで見て、そして文庫本を手に取りその頃発売されていた「獣の奏者 Ⅰ闘蛇編」、「獣の奏者Ⅱ王獣編」まで読んで、すごく感動したのをおぼえていた。
知能が高い王獣でも言葉が通じず本能の赴くまま生きる王獣の思いを知りたくて竪琴を弾くエリンの苦悩と葛藤、そして人と獣の間にある深い淵に立ちながらも心を通わせていくエリンの姿をすごく美しいと思った。

そしてアニメーションではなかった、「Ⅲ探求編」、「Ⅳ完結編」にて物語は幕を閉じる。人によってはハッピーエンドではないかと思うけど、私はエリンが求め続けていた答えを見つけることが出来たという点においてはエリンは幸せだったのではないかと思う。

そして外伝という位置付けになる「Ⅴ刹那編」では、エリンとイアンの出会いやエリンの母ソヨンの話などこのエピソードを読んだ後に読み返すとまたそれぞれの登場人物に対する違った思いがあるので、さらに面白く読めると思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月23日
読了日 : 2023年1月23日
本棚登録日 : 2023年1月23日

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