永遠の詩 (全8巻)2 茨木のり子 (永遠の詩 2)

著者 :
  • 小学館 (2009年11月25日発売)
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感想 : 73
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作者は戦争を生きた人だ。戦時中は女学生で愛国心を胸に生きていきた。
現代、少なくとも日本は戦時中ではない。そして多様化を推し進めようとしている。そのような中でも多数と同じであることを求められることは多い。「普通は」や「みんなは」といった言葉、同一であることを求めること。自分の感性を持ち続けることは難しいと思う。そんな現代人に「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」と檄を飛ばしてくれていると感じた。自分だけが持ち得る感性を大切にしていきたいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年3月7日
読了日 : 2022年3月7日
本棚登録日 : 2022年3月7日

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