収められている3作品とも、結末はぽんと放り投げられたような終わり方。分かりやすいオチを期待してしまう自分は野暮か。
読後感はフランス映画を観た後のようなモヤモヤ・ザワザワ感。原作者がフランス人なら納得。
食欲に負けて孫のワニや友人のタコを食べてしまう年寄りワニの話のどうしようもない感じは「くいしんぼうのあおむしくん」*に少し似ている(*エリック・カールの「はらぺこあおむし」とは別の絵本)。
訳者の山本夏彦さんが好きで手にした本です。初版は昭和16年。旧仮名遣いも面白いです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵の多い本
- 感想投稿日 : 2011年11月23日
- 読了日 : 2011年11月23日
- 本棚登録日 : 2011年11月12日
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