大江戸怪奇譚 ひとつ灯せ (文春文庫 う 11-11)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年1月8日発売)
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本棚登録 : 256
感想 : 23
3

宇江佐さんのいつものほのぼの節を期待して手に取っただけに、このうら寂しいエンディングが切なかった。

死を恐れる平野屋が、この世の怪異になれるためにと加わった、怪奇談の会。
職業も立場も年齢もそれぞれ、息の合うメンバーに巡り会えたと喜んだのつかの間‥

予想通りの結末、ではないけれど、十分に寂しく切ない話だった。
秋の夜にはよい話、でも、寂しすぎて年配の方には勧めません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 浮遊感、これは?
感想投稿日 : 2010年10月17日
読了日 : 2010年10月17日
本棚登録日 : 2010年10月17日

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