コーカサス国際関係の十字路 (集英社新書 452A)

著者 :
  • 集英社 (2008年7月17日発売)
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現在、ナゴルノ・カラバフを巡るアゼルバイジャンとアルメニアの紛争が全世界で注目されている。そのため、コーカサスの複雑な情勢を理解するために本書を読んでみた。本書が書かれたのが2008年のグルジア紛争以前であり、情報が多少古いなと思う箇所は散見されるが、コーカサスの基礎情報を知るには最適な本である。民族問題に加え、エネルギー事情、カスピ海の領海問題など大変参考になった。本書最後にソチオリンピックの話があったが、まさか北京オリンピック中にジョージアで紛争が起きるとは誰も予想できなかったと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際関係
感想投稿日 : 2021年1月21日
読了日 : 2020年11月21日
本棚登録日 : 2021年1月21日

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