主人公は、人間の土台となる幼少期に、社会の制度や、人々からの虐待、悪の組織からの利用など、何度も何度も辛い経験をしたにもかかわらず、純真な心を持ち生き抜いていく。読み進めていくのが辛いほど可愛そうだったが、幸せになれた時の穏やかな時間の描写にホッとする。最後には、主人公だけでなく悪人も含めた登場人物のその後が描かれており、それぞれの人物に想いを巡らせてしまった。当時のイギリスの社会や物、人々の気持ちなど、描写がすばらしく、想像力をかきたてられた。
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- 感想投稿日 : 2020年1月2日
- 読了日 : 2020年1月2日
- 本棚登録日 : 2020年1月2日
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